奇跡を実現させるために・・・
- 通常の夫婦生活を営んでいても、2年間以上妊娠に恵まれない場合を日本では不妊症と呼んでいます。とくに避妊をしていなければ、1年で約80%、2年で約90%の方が妊娠するというデータからです。数字を見るとかなりの妊娠率ですが、妊娠成立までのプロセスは非常に巧妙にできており、妊娠することはまさに奇跡といっても過言ではありません。
- 排卵から受精、着床までのプロセスのいずれに問題があっても妊娠は成立しません。不妊の原因は30%が男性側、40%が女性側、残り30%が双方によるものといわれています。仕事や家事でのストレスや疲れ、不規則な生活によって、体内のホルモンバランスが乱れたり、栄養状態が偏ったりすることが妊娠への妨げとなってしまうこともあります。
- 妊娠するためには、医学的根拠に基づいた治療とともに、規則正しい生活、バランスの良い食事、そして適度な運動も重要なポイントです。
- 仕事をしながら、子育てをしながらと、それぞれのご夫婦にはそれぞれの生活があります。当院では、ご夫婦のライフスタイルに合ったオーダーメイドの治療をご提供させていただきます。
当院における生殖医療にかかわる安全管理指針
- ご夫婦の意思を尊重した適切な治療を心掛けます。
- 検査や治療の実施前には、その内容を理解していただくため十分なインフォームドコンセントを徹底いたします。
- 人工授精や体外受精(採卵、媒精、胚移植)に当たっては、実施責任者(中田浩一)の監督下に、胚培養士によるダブルチェックを徹底いたします。
- 治療の結果を分かりやすく、正確にご説明し、その後の適切な方針をご提示させていただきます。
- 妊娠された場合には、ご出産まで当院にて責任を持って管理させていただきます。また、必要があればより高次の提携病院へご紹介させていただきます。
まずは、専門医に相談を
原因がはっきりすれば、次の一歩が見えてきます。原因もわからないまま漠然とした不安の中で過ごすよりも、少しでも前に進むことが大切です。患者様の年齢や状況にもよりますが、「タイミング療法」⇒「人工授精」⇒「体外受精」というように段階を踏んで治療を行います。まずは「自然な妊娠」を目指してがんばりましょう!
スタッフ紹介
副院長 中田 浩一
専門分野
不妊外来、産科、婦人科、内視鏡手術
所属学会
日本産科婦人科学会
日本産科婦人科内視鏡学会
日本内視鏡外科学会
日本生殖医学会
日本卵子学会
経歴/資格
慶應義塾大学医学部卒業
医学博士
日本産婦人科学会/日本専門医機構認定産婦人科専門医
日本産婦人科内視鏡学会認定技術認定医
日本医師会認定産業医
東京都医師会母体保護法指定医師
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)修了
- 当院ではタイミング法から高度生殖医療(体外受精、顕微授精)までご夫婦のライフスタイルに合わせたオーダーメードの不妊治療をご提供しております。 わかりやすい説明を心掛け、清潔で整った診療環境と優秀なスタッフのもとで、最良の診療を目指しております。
- 最近の不妊症の特徴として次の二点が挙げられます。一つは、晩婚化に伴い受診時の女性側の年齢の高齢化です。年齢はその後の不妊治療の成果を大きく左右することも多く、なるべく早い時期での受診をお勧めします。
もう一つは男性側の理由による不妊症が増えているという点です。現代は日常生活のストレスも多く、また環境ホルモンの影響なども取り沙汰されており、これらが精子の状態の悪化を招いているのかもしれません。 - 不妊治療はゴールが見えにくく、治療が2 年、3 年と長期に渡ることも決して珍しくありません。不安も大きいとは思いますが、われわれスタッフが誠意を持ってお手伝いさせていただきます。お一人で、あるいはご夫婦だけで悩まずに、まずはお気軽にご相談下さい。 生殖医療は、日々目覚ましい進歩を遂げており、お二人の進むべき最良の道をお示しできると考えています。
カウンセラー 中島 美佐子
資格
臨床心理士 生殖心理カウンセラー
学歴
聖徳大学大学院臨床心理学コース 博士前期課程修了
- 当院では、不妊治療前、不妊治療中、不妊治療後、いつでもカウンセリングをご利用いただけます。カウンセラーは不妊治療の専門知識を持つ臨床心理士が担当しておりますので、不妊にまつわるお話を気兼ねなくしていただけます。 「子どもがなかなかできない」という悩みは、まだまだ周囲から理解されないことも多く、特に不妊治療中は孤独になりがちです。ひとり思い悩み、もやもやとした気持ちを持て余していませんか?そんなときは、是非カウンセリングをご利用ください。
ときには心のガス抜きも必要です!ストレスと妊娠の関係はまだ分かっていないことが多いのですが、なにかと気になるものです。でも、ストレスが少しくらいあるのは当たり前、不妊が苦しいのも当然です。悩んでいること自体を否定せず、時には自分の頑張りを認めてほしいと思います。