年代別 検査・療法 recommendation

年代によって婦人科検診が異なる理由は、女性の身体や健康リスクが年齢とともに変化するためです。

例えば、20~30代では子宮頸がん検診や性感染症検査が重要です。20代後半から30代にかけて子宮頸がんの発症リスクが高まるため、定期的な検診が推奨されます。また、性活動が活発になるこの時期は性感染症のリスクも高まるため、定期的な検査が必要です。
一方、40~50代では乳がん検診や子宮体がん検診が重要です。乳がんや子宮体がんの発症リスクが高まるため、定期的な検診を受けて早期発見・治療が求められます。

60代以上では再び乳がんや子宮体がんの検診が重要となります。加えて、年齢を重ねると骨粗鬆症のリスクも高まるため、骨密度測定なども検討されることがあります。
年代によって適切な検診が異なるため、定期的な健康診断を受けることが健康管理のために重要です。

10代

産婦人科受診が必要かどうか考える際、多くの方は月経痛や月経不順などの症状がある場合や妊娠がわかった時に受診する傾向があります。しかし、産婦人科受診はこれらの症状がある場合だけでなく、無症状の場合でも重要です。
米国では、初めての産婦人科受診の推奨年齢を13〜15歳としており、これは身体の発達や月経に関する健康を早期にチェックするためです。産婦人科受診の重要性は以下の4つの点によるものです:

体の発達の確認

思春期に女性ホルモンが活発になり、月経や子宮、卵巣の機能が始まります。初経の遅れや異常は検査が必要です。

月経に関する問題の早期発見

月経不順や過多月経などの問題は、PCOSや子宮筋腫などの疾患の可能性があります。

性感染症(STI)のチェック

思春期に性的な関心が高まることで、STI感染のリスクが増します。性感染症の早期発見と治療が重要です。

健康情報の獲得

避妊方法やHPVワクチン、子宮頸がん検診など、健康に関する正しい情報を得ることは重要です。

初めての受診では内診が行われないこともありますし、コンドームよりも避妊率が高い低用量ピルなどの処方も可能です。また、月経痛などの症状がある場合は、痛みのある時期に受診すると原因の特定がしやすくなります。

産婦人科受診は健康な女性にも必要なものであり、無理なく自分のペースで受診することができます。

20~30代

子宮頸がん検診(子宮頸がん検査)

20代後半から30代にかけて、子宮頸がんの発生が増えるため、定期的な検診が重要です。子宮頸がんは早期発見が治療成功の鍵となる病気であり、子宮頸がん検診はそのための重要な手段です。子宮頸がん検診には、子宮頸がん細胞検査(Papスメア検査)やヒトパピローマウイルス(HPV)検査が含まれます。

性感染症(STI)検査

性活動が活発になる20代から30代は、性感染症のリスクが高まります。性感染症は、放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、早期発見・治療が重要です。定期的な性感染症検査を受けることで、早期に感染を発見し、適切な治療を受けることができます。
これらの検診は、健康維持だけでなく、将来の健康リスクを減らすためにも重要です。

40~50代

以下の検診は年齢とともに増加するがんのリスクに対応するために重要です。また、定期的な検診を受けることで、がん以外の婦人科疾患も早期に発見し、適切な治療を受けることができます。40~50代の女性は、定期的な健康診断や婦人科検診を受けて、健康管理に努めましょう。

乳がん検診

乳がんは女性の中で最も多いがんの一つであり、年齢が上がるにつれて発症リスクが高まります。マンモグラフィ検査や乳房の触診など、定期的な乳がん検診を受けることで、早期発見・治療が可能となります。

子宮体がん検診

40~50代では、子宮体がんの発生リスクが高まります。子宮体がんは早期発見が治療成功の鍵となるため、子宮体がん検診(子宮内膜細胞診)を定期的に受けることが重要です。

60代以上

60代以上の女性は、以下のような検診を定期的に受けることで、がんの早期発見・治療だけでなく、婦人科疾患全般の健康管理に役立ちます。また、定期的な健康診断や適切な生活習慣を維持することも重要です。これらの努力を通じて、健康な生活を送るためのサポートを受けましょう。

乳がん検診

60代以降も乳がんの発症リスクが存在します。定期的な乳がん検診を受けることで、早期発見・治療が可能となります。乳がん検診には、マンモグラフィ検査や乳房の触診などがあります。

子宮体がん検診

60代以上でも子宮体がんの発生リスクがあるため、子宮体がん検診を受けることが重要です。子宮体がんは、子宮内膜細胞診などを通じて早期発見が可能です。


ご予約はこちら

診療のご予約

新規の患者様

新規の患者様は、お電話にてご相談下さい。042-525-2203 (10:00~16:00 日曜・祝日を除く)初診時にIDを発行致します。その後はインターネットからのご予約が可能となります。

既にIDをお持ちの患者様

既にIDをお持ちの患者様は、専用予約システムからご予約が可能となっております。
乳腺外来・婦人科検診・市検診の患者様はIDの有無関係なく電話予約をお願いいたします。

婦人科問診表 ダウンロード

当日について

当日の服装について

内診がある場合は、ズボンよりもスカートのような脱ぎ着しやすい服装をおすすめします。

持ち物について

  • 健康保険証
  • 基礎体温表(記録している方)
  • 他院での検査やお薬手帳

お支払い方法について

  • 現金
  • クレジットカード